天神前町(読み)てんじんまえちよう

日本歴史地名大系 「天神前町」の解説

天神前町
てんじんまえちよう

下京区松原通油小路東入

東西に通る松原まつばら(旧五条大路)を挟む両側町で、町の中央を南北東中筋ひがしなかすじ通が通る。東側は西洞院にしのとういん(旧西洞院大路)にも面す。

平安京の条坊では左京五条二坊三保一三町南側及び同六条二坊四保一六町、平安中期以降は五条西洞院大路西にあたる。当町南側には、平安時代創祀と伝えられる五条天神社(天使社ともいう)が鎮座する。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「天使前丁」とあり、寛文一二年(一六七二)洛中洛外大図で現町名と同じ「天神前ノ町」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android