天野樽(読み)アマノダル

デジタル大辞泉 「天野樽」の意味・読み・例文・類語

あまの‐だる【天野×樽】

天野酒を入れた、片側に柄のついた樽。
柄樽えだるのこと。

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精選版 日本国語大辞典 「天野樽」の意味・読み・例文・類語

あまの‐だる【天野樽】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 河内国大阪府)天野産の酒を入れる樽。片側に柄をつけてある。
    1. [初出の実例]「次片主膳より天野樽二〈略〉被之」(出典慶長日件録‐慶長一一年(1606)正月二六日)
  3. ( 転じて ) =えだる(柄樽)
    1. [初出の実例]「柄の長きを柄樽とも角樽ともいへど此はもと河内国天野酒を入るる樽にて天野樽といふもの也とぞ」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)二)

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