天風(読み)テンプウ

デジタル大辞泉 「天風」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぷう【天風】

空の高いところを吹く風。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「天風」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぷう【天風】

  1. 〘 名詞 〙 空高く吹く風。あまつかぜ。
    1. [初出の実例]「倚欄噫気生天風、吹開朶朶青芙蓉」(出典:天柱集(1348頃)自題妙高亭)
    2. 「一驀の天風時に氷海を剪りて来る」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉三)
    3. [その他の文献]〔後漢書‐岺彭伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「天風」の読み・字形・画数・意味

【天風】てんぷう

天つ風。空をふきめぐる風。宋・周敦頤〔宋復古と大林寺に遊ぶ〕詩 天風、襟袖(きんしう)を拂ひ 縹緲(へうべう)として身の輕きを覺ゆ

字通「天」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android