天つ風(読み)アマツカゼ

デジタル大辞泉 「天つ風」の意味・読み・例文・類語

あま‐つ‐かぜ【天つ風】

大空を吹く風。
「―雲の通ひ路吹き閉ぢよをとめの姿しばしとどめむ」〈古今・雑上〉

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精選版 日本国語大辞典 「天つ風」の意味・読み・例文・類語

あまつ【天つ】 風(かぜ)

  1. 空を吹く風。
    1. [初出の実例]「あまつかぜ雲のかよひぢ吹きとぢよをとめのすがたしばしとどめん〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八七二)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「天つ風」の解説

あまつかぜ【天つ風】

鹿児島麦焼酎。酒名は、平安時代の歌人・遍昭の歌「天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ」にちなみ命名。樫樽で5年熟成させた古酒。原料は麦、麦麹。アルコール度数37%。蔵元の「薩摩酒造」は昭和11年(1936)「薩摩合同酒精」として設立。同24年(1949)現社名に変更。所在地は枕崎市立神本町。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「天つ風」の解説

天つ風

鹿児島県、薩摩酒造が製造・販売する焼酎の商品名。麦100%の原酒を樫樽で5年以上長期熟成した本格麦焼酎。

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