太白神(読み)タイハクジン

デジタル大辞泉 「太白神」の意味・読み・例文・類語

たいはく‐じん【太白神】

陰陽道おんようどうで、方角神の名。金星の精で、大将の姿をし、兵事凶事をつかさどる。日ごとに遊行の方角を変え、その方角に向かって外出などを忌む。一日回ひとひめぐり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「太白神」の意味・読み・例文・類語

たいはく‐じん【太白神】

  1. 陰陽道でいう方角神の名。太白星の精で、大将の象を有し、兵凶をつかさどる。一・一一・二一日は正東にあり、そのあとは日ごとに四隅四方を遊行して八の日には北東に至り、九・一〇の二日は天に上る。ひとひめぐり。ひとよめぐり。〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android