精選版 日本国語大辞典 「遊行」の意味・読み・例文・類語
ゆ‐ぎょう ‥ギャウ【遊行】
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修行僧が説法教化と自己修行を目的として諸国を遍歴し修行すること。行脚(あんぎゃ)修行ともいい、本来の意義は歩き回ったり、経巡ったりすることである。時宗(じしゅう)の開祖一遍上人(いっぺんしょうにん)は、諸国を遍歴教化して念仏を広めたので、とくに彼を「遊行上人」とよび、また総本山の清浄光寺(しょうじょうこうじ)(遊行寺ともいう)の歴代住職もそれに倣うので、同じ呼称を用いる。また「遊行聖(ゆぎょうひじり)」の語もあるが、これは諸国を行脚して民衆の教化に努める僧をいう。
[藤井教公]
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…一遍は,1271年(文永8)から74年にかけて,信濃国の善光寺,伊予国の窪寺,紀伊国の熊野本宮などで参籠修行を行い,独自の悟りを開いた。なかでも74年に,念仏の札を信・不信を問わずにくばるようにという熊野権現の神託を受けて以来,16年にわたる遊行の活動を続け,その足跡は,北は奥州から南は大隅国に及んだ。一遍の信仰は,阿弥陀如来を信仰しつつも,〈南無阿弥陀仏〉の名号に救いの絶対的な力があり,ひたすら名号をとなえよというものであった。…
…聖地が旅の対象となった巡礼は,まさにこの種の旅の社会的装置化であり,逆に聖地巡礼という旅の形式が存在する理由は,こういう旅の性格を考えるとき,もっともに思えてくる。また放浪の旅人が,遊行者として聖なる眼で見られるのも,所用にみちた日常的関係世界に対する反世界に生きる人だからだろう。 さて離脱の動機ないし効用はさらにもう一つ考えられる。…
…清浄光(しようじようこう)寺(遊行寺ともいう)を拠点とし,回国する時宗の指導者の称。特に時宗の開祖一遍,その弟子で時宗遊行派の祖他阿真教をさすことも多い。…
※「遊行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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