太良郷(読み)たらごう

日本歴史地名大系 「太良郷」の解説

太良郷
たらごう

明治二年(一八六九)に大隅国菱刈ひしかり郡の曾木そぎ郷と本城ほんじよう(現菱刈町)が合併して成立した郷。両郷一帯は古く太良院とよばれていたことから郷名がつけられた。郷域は旧曾木郷の永野ながの(現薩摩町)針持はりもち村・さと村、旧本城郷の下手しもで村・荒田あらた村・南浦みなみうら村・重留しげとめ(現菱刈町)の七ヵ村。高一万一八二石余、戸数一千四九・人口四千九〇〇、うち士族一千九四八人。物産は土石では金(永野村産)蔬菜では香蕈・丁蕈、走獣では鹿・野猪、鱗介では鯉・(以上「薩隅日地理纂考」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android