南浦(読み)ナムポ

デジタル大辞泉の解説

ナムポ【南浦】

朝鮮民主主義人民共和国の工業都市。特級市。大同江北岸にあり、平壌外港金属工業が盛ん。旧称鎮南浦。なんぽ。

なんぽ【南浦】[地名]

ナムポ(南浦)

なんぽ【南浦】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「南浦」姓の人物
南浦紹明(なんぽしょうみょう)
南浦文之(なんぽぶんし)

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百科事典マイペディアの解説

南浦【なんぽ】

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮),平安南道東側の大同江右岸の港湾をもつ工業都市。直轄市で5区域1郡で構成。旧名は鎮南浦。1894年日清戦争に際し,日本軍の兵站(へいたん)基地となって以来発展,1915年築港工事で近代的港となる。平壌の外港として,大同江水運で平南鉄道と連絡。北朝鮮西部の農・水産業を集散。精錬・造船・ガラス・通信機工業が盛ん。大同江の河口をせきとめて内水化した巨大ダム南浦閘門をもつ。73万1448人(1993)。
→関連項目岐陽平安南道平壌妙興寺

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世界大百科事典 第2版の解説

なんぽ【南浦 Namp‘o】

朝鮮民主主義人民共和国,平安南道南部の都市。大同江河口から26km上流にある河港を中心とする工業都市。もとは一寒村であったが,日清戦争のとき日本艦隊が停泊地として利用したことを契機に平壌市の外港にあたる貿易港として発展した。1897年開港地となり,1910年に平壌と南浦を結ぶ平南線が開通した。その後周辺から豊富に産する銅鉱ケイ砂を原料とする製錬,ガラス工業が勃興するようになった。日本植民地時代は鎮南浦と呼ばれたが,独立後1947年に南浦と改称した。

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大辞林 第三版の解説

ナムポ【南浦】

朝鮮民主主義人民共和国の黄海に臨む港湾都市。1897年開港地となり、以後ピョンヤンの外港として発展。金属工業が発達。旧称、鎮南浦。なんぽ。

なんぽ【南浦】

ナムポ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

南浦
なんぽ / ナムポ

北朝鮮西部にある港湾都市(直轄市)。大同江河口から1.5キロメートルの上流左岸に位置し、平壌(へいじょう/ピョンヤン)市の外港をなしている。1897年開港地と定められて以後、諸外国の領事館が置かれ通商港として発展してきた。1945年の解放後、北朝鮮最大の金属工業基地の一つとなった。南浦製錬所では西北朝鮮で産出される鉛、亜鉛、銅などの製錬圧延が行われている。このほか南浦板ガラス工場、製塩、機械工場がある。付近はリンゴの名産地である。[魚 塘]

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精選版 日本国語大辞典の解説

なんぽ【南浦】

[1]
[一] 中国江西省北部、南昌の西南の地名。もと南浦亭があった。
[二] 中国の錦江の支流、浣花(かんか)渓の岸の名。四川省成都の城南にあたり、唐の杜甫が草堂を営んだ所。
[2] 川の、南側の岸。
※南海先生文集(1784)四・賦得南浦送佳人「最憐南浦暮、春草更青青」 〔楚辞‐九歌〕

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