太郎助村(読み)たろすけむら

日本歴史地名大系 「太郎助村」の解説

太郎助村
たろすけむら

[現在地名]浅羽町太郎助

松原まつばら村の南に位置し、南は海に面する。正保郷帳に村名がみえ、横須賀藩領。田方二八六石余・畑方二四石余、新福寺領一石。領主変遷梅田うめだ村に同じ。「遠淡海地志」には小名を名栗村と号すとあり、家数四〇。江川えがわ湊の水の名残があることから一名を名碁利なごりともいう(郷里雑記)。貞享三年(一六八六)には下輪しもわ一四ヵ村の一村として中畦なかうね堤相論の裁許を得、安政三年(一八五六)江之端えのはた悪水吐圦樋伏替えをめぐる上手一〇ヵ村との相論では下手三〇ヵ村の一村として参加。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android