名栗村(読み)なぐりむら

日本歴史地名大系 「名栗村」の解説

名栗村
なぐりむら

面積:五八・五六平方キロ

県の南西端に位置し、東は飯能市、西は秩父市、南は東京都青梅市および西多摩郡奥多摩おくたま町、北は秩父郡横瀬よこぜ町に接する。全域が秩父山地に属し、面積の約九五パーセントは山林。秩父市との境界上には日向沢ひなたざわノ峰(一四二〇メートル)有馬ありま(一二一三・五メートル)大持おおもち(一二九四・一メートル)、南境は長尾丸ながおまる(九五八・四メートル)ぼうノ峰(九六九メートル)くろ(八四二・三メートル)東境伊豆いずヶ岳(八五一・四メートル)高畑たかはた(六二二・七メートル)、北境は武川たけがわ(一〇五一・七メートル)が連なる。


名栗村
なぐりむら

[現在地名]春日井市熊野くまの

堀之内ほりのうち村の西にある。寛文一一年(一六七一)の家数一六軒、人数一一三人(寛文覚書)。「徇行記」によれば、田は一七町四反七畝余、畑は四町八反七畝余で概高三〇〇石余のうち七〇石が藩士一人の給知。「此村ニ巡見街道東ヨリ西ヘ通ス、牛毛ヨリ名栗 関田 下原 六軒屋新田ヘ通セリ」とある。名栗・野田のた牛毛うしげ三村は明治一一年(一八七八)合併して熊野村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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