たいこ‐だる【太鼓樽】
- 〘 名詞 〙 酒樽の一種。形が舞楽の太鼓に似ていて、上部がひらき、ふたを取りつけたもの。婚礼のときなどに用いた。斗樽(とだる)。
- [初出の実例]「あつうなうて両方はひらうてここらに太鼓だると云ことぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)
- 「扣かねど来て賑かなたいこ樽」(出典:雑俳・柳多留‐五六(1811))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の太鼓樽の言及
【樽】より
…木製の漆塗が多かったようである。鎌倉時代になると太鼓樽が使われている。木をくって太鼓形に作り,胴の一部に注ぎ口を付けたもので,支脚の上に据え,胴を回転させて酒を注ぐ。…
※「太鼓樽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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