太鼓樽(読み)たいこだる

精選版 日本国語大辞典 「太鼓樽」の意味・読み・例文・類語

たいこ‐だる【太鼓樽】

  1. 〘 名詞 〙 酒樽一種。形が舞楽太鼓に似ていて、上部がひらき、ふたを取りつけたもの。婚礼のときなどに用いた。斗樽(とだる)
    1. [初出の実例]「あつうなうて両方はひらうてここらに太鼓だると云ことぞ」(出典:玉塵抄(1563)一九)
    2. 「扣かねど来て賑かなたいこ樽」(出典:雑俳・柳多留‐五六(1811))

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世界大百科事典(旧版)内の太鼓樽の言及

【樽】より

…木製の漆塗が多かったようである。鎌倉時代になると太鼓樽が使われている。木をくって太鼓形に作り,胴の一部に注ぎ口を付けたもので,支脚の上に据え,胴を回転させて酒を注ぐ。…

※「太鼓樽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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