夫米(読み)ブマイ

デジタル大辞泉 「夫米」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐まい【夫米】

中世以後、夫役ぶやくの代わりに徴収した上納米。人足米。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夫米」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐まい【夫米】

  1. 〘 名詞 〙 夫役の代わりに上納する米のこと。金で納める場合は夫金、夫銀、夫銭という。特に江戸時代大名旗本などに割り当てられた夫役の代わりに納めた米。〔書言字考節用集(1717)〕
    1. [初出の実例]「夫米夫金役之事 夫米夫金御料にはなく、私領に有る事なり」(出典:地方凡例録(1794)五)

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