…盆地の周辺は標高300m内外のシラスや礫(れき)層の台地で,南部は霧島火山群,北部は九州山地,東と西は丘陵性の山地が都城盆地,加久藤(かくとう)盆地との境界をなしている。この地は古くは夷守(ひなもり)といわれた辺境守備の地で,《延喜式》に夷守駅の名がある。近世は薩摩藩に属し,島津氏は地頭を置いて管轄した。…
※「夷守」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...