倭人(読み)わじん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

倭人
わじん

中国人などが日本人を呼んだ古称。『漢書』地理志に「楽浪の海中に人あり,分れて百余国をなす…」とあるのが最古の例で,そののち『魏志』『後漢書』『宋書』『隋書』などにも倭人に関する記事がみえる。

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百科事典マイペディアの解説

倭人【わじん】

中国で用いわれた日本人の古称。ひろく東方の異民族をさすともいう。《魏志(ぎし)倭人伝》によれば,身体には朱丹を塗り,男子は布を体に巻き,入墨(いれずみ)で尊卑を区別,女子は貫頭衣(かんとうい)を着る。一夫多妻。食事は手でじかに食し,酒を好む。長寿であるが,人が死ぬと棺に収め,10日間の(もがり)ののち,土の塚に埋葬。動物の骨を焼いて吉凶を占った。盗人はおらず,貴人の前では地面に両手をつけて伏拝したという。

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