倭人(読み)ワジン

デジタル大辞泉 「倭人」の意味・読み・例文・類語

わ‐じん【×倭人/和人】

昔、中国人などが日本人を呼んだ称。

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精選版 日本国語大辞典 「倭人」の意味・読み・例文・類語

わ‐じん【倭人・和人】

  1. 〘 名詞 〙 昔、中国の立場からの日本人の称。
    1. [初出の実例]「秦人来て〈略〉はだぬぎて醸するや倭人はだをぬぎたを見て咲て」(出典:土井本周易抄(1477)二)
    2. [その他の文献]〔魏志‐東夷伝・倭人〕

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百科事典マイペディア 「倭人」の意味・わかりやすい解説

倭人【わじん】

中国で用いわれた日本人の古称。ひろく東方の異民族をさすともいう。《魏志(ぎし)倭人伝》によれば,身体には朱丹を塗り,男子は布を体に巻き,入墨(いれずみ)で尊卑区別,女子は貫頭衣(かんとうい)を着る。一夫多妻。食事は手でじかに食し,酒を好む。長寿であるが,人が死ぬと棺に収め,10日間の(もがり)ののち,土の塚に埋葬。動物の骨を焼いて吉凶を占った。盗人はおらず,貴人の前では地面両手をつけて伏拝したという。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「倭人」の意味・わかりやすい解説

倭人
わじん

中国人などが日本人を呼んだ古称。『漢書地理志に「楽浪の海中に倭人あり,分れて百余国をなす…」とあるのが最古の例で,そののち『魏志』『後漢書』『宋書』『隋書』などにも倭人に関する記事がみえる。

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普及版 字通 「倭人」の読み・字形・画数・意味

【倭人】わじん

日本人の古名

字通「倭」の項目を見る

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旺文社日本史事典 三訂版 「倭人」の解説

倭人
わじん

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