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巡狩 じゅんしゅxun-shou; hsün-shou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

巡狩
じゅんしゅ
xun-shou; hsün-shou

巡守とも書く。古代中国で,天子天下をめぐって狩猟による練兵のかたわら,諸国政治を視察したことをいう。は,5年ごとに一したと伝えられるが,歴史上著名なのは,始皇帝が天下統一以後各地をめぐって,山川の祭りを行うとともにその次第を記した刻石を建て,秦の徳を威示したことである。

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デジタル大辞泉の解説

じゅん‐しゅ【巡狩/巡守】

古代中国で、天子が諸国を巡視したこと。

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世界大百科事典 第2版の解説

じゅんしゅ【巡狩 xún shòu】

中国で天子が天下をめぐり,地方の政治や民の生活状態を視察すること。巡守とも書く。《書経》舜典によると,は5年に1度天下をめぐり,諸国の君主に政治のやり方を奏上させ,舜は調べて功績があれば車馬衣服を与えたといわれる。歴史上,大規模な巡狩を行ったのは秦の始皇帝で,天下を統一すると文武百官をしたがえて毎年のように各地を巡幸した。これは新しく征服した諸国の民衆に対して,巡狩に名を借りた示威行動であった。

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世界大百科事典内の巡狩の言及

【苑囿】より

…古代中国において広大な範囲に禽獣を放し飼いにした自然庭園で,本来は城郊に設けられ,皇帝の巡狩(じゆんしゆ)に使用された場所であった。近代ではむしろ江南地方の高官や富庶らの私邸庭園と区別して,ひろく皇帝の所轄になる大規模な自然庭園や離宮の類を総称する。…

【旅】より

…全国が統一されると,このような活動家たちは徳に背き乱を起こすものとして警戒されたが,各時代の末期,社会の矛盾が蓄積されると,各地の有力者に寄食する遊俠たちの自由な行動力は大きなエネルギーとなり,変革への引金となった。 一方,為政者の側からは,国内統治をすすめるための国情視察,また権力を誇示し国土統一をはかることを目的とし,定期的に国内を巡行することが行われ,これを巡狩(守)といった。《書経》の〈禹貢〉は伝承上の天子禹が,治水のために全国を巡行した記録とされるが,中原の漢民族の文化が,さまざまの旅行者によって各地へ広められ,国土が統一されていく過程を示したものであろう。…

※「巡狩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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