夷懸(読み)えびすがけ

精選版 日本国語大辞典 「夷懸」の意味・読み・例文・類語

えびす‐がけ【夷懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ( 東国風の糸のかけ合わせ方の意 ) 衣服の切れ地と切れ地とをとじ合わせる方法の一つ。とじ糸は太めのものを用い、それを表にあらわして、互い違いにかけ合わせて縫い付ける。しっかりとじ合わせることができるので、はかまのももだちや、まちの部分などに用いる。
    1. [初出の実例]「一、上袴〈略〉股立(ももだち)有二夷懸糸一。白練糸ふとき也」(出典:三条家装束抄(1200頃か))
  3. ② 席順の決め方の一つ。両側に分かれて着座する場合に、上座から左右交互に席を決めていくすわり方。
    1. [初出の実例]「僧六人、綱所三人、各二行〈左上首えひすかけ〉」(出典:大乗院寺社雑事記‐文明七年(1475)一二月一五日・維摩会講師方条々)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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