夷湊番所跡(読み)えびすみなとばんしよあと

日本歴史地名大系 「夷湊番所跡」の解説

夷湊番所跡
えびすみなとばんしよあと

[現在地名]両津市夷

夷町と湊町とを分つ両津欄干りようつらんかん(御番所橋)の北側にある。跡地には諏方すわ神社御旅所と村雨むらさめの松(県指定天然記念物)がある。当初は湊町にあった。天正一七年(一五八九)佐渡が上杉氏領となると湊には陣屋が置かれ、北村孫兵衛・須賀修理らが配置された(佐渡名勝志)。正徳三年(一七一三)の夷湊問屋往古由緒書(河内屋文書)によると、当初両町境川橋際の道筋の所へ口屋を建て置き、元和年中(一六一五―二四)に口屋を浜辺へ移し御番所と改めたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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