デジタル大辞泉 「奇し」の意味・読み・例文・類語 くす・し【▽奇し】 [形シク]1 神秘的である。「聞きしごとまこと尊く―・しくも神さびをるかこれの水島」〈万・二四五〉2 宗教上の禁忌などを固く守るさま。神妙である。「物忌ものいみし、―・しく忌むやつは、命も短く、はかばかしき事なし」〈宇治拾遺・二〉3 一風変わっているさま。「吉祥天女を思ひかけむとすれば、…―・しからむ」〈源・帚木〉 く・し【▽奇し】 [形シク]神秘的である。不思議である。「―・しき邂逅かいこう」→奇くしき →奇くしくも 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例