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奇し クシ

デジタル大辞泉の解説

く・し【奇し】

[形シク]神秘的である。不思議である。「―・しき邂逅(かいこう)」→奇(く)しき奇(く)しくも

くす・し【奇し】

[形シク]
神秘的である。
「聞きしごとまこと尊く―・しくも神さびをるかこれの水島」〈・二四五〉
宗教上の禁忌などを固く守るさま。神妙である。
「物忌(ものい)みし、―・しく忌むやつは、命も短く、はかばかしき事なし」〈宇治拾遺・二〉
一風変わっているさま。
「吉祥天女を思ひかけむとすれば、…―・しからむ」〈・帚木〉

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大辞林 第三版の解説

くし【奇し】

( 形シク )
霊妙だ。不思議だ。くすし。 「 - ・しき運命にもてあそばれる」 「 - ・しき自然の前に対しては/あめりか物語 荷風」 → くしきくしくも

くすし【奇し】

( 形シク )
霊妙だ。不思議だ。くすばし。 「まこと貴く-・しくも神さび居るかこれの水島/万葉集 245
親しみがわかない。近づきがたい。 「法気づき、-・しからむこそ、又わびしかりぬべけれ/源氏 帚木
かたくなだ。きゅうくつだ。 「物忌し、-・しく忌むやつは、命もみじかく/宇治拾遺 2

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