奇古(読み)きこ

精選版 日本国語大辞典 「奇古」の意味・読み・例文・類語

き‐こ【奇古】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 奇異で古めかしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「後世儒者之解易春秋、其説奇古艱深」(出典童子問(1707)上)
    2. 「用字奇古にして読難し」(出典:文芸類纂(1878)〈榊原芳野編〉四)
    3. [その他の文献]〔杜甫‐題李尊師松樹障子歌〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奇古」の読み・字形・画数・意味

【奇古】きこ

風変わりで古めかしい。唐・杜甫〔李尊師の松樹障子に題する歌〕詩 老夫生、奇古を好む 此れに對して、興は靈と與(とも)に聚まる

字通「奇」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android