老夫(読み)ロウフ

精選版 日本国語大辞典 「老夫」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ふラウ‥【老夫】

  1. 〘 名詞 〙 年老いた男。また、男の老人自分をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「東作老夫初撃壌、北啼賓雁近過簷」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)七・田家春望〈釈蓮禅〉)
    2. [その他の文献]〔易経‐大過卦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「老夫」の読み・字形・画数・意味

【老夫】ろう(らう)ふ

年とった男。また、その自称。宋・陸游雑詠、十首、五〕詩 世事、本(もと)悠悠 古より詩人白頭なり易し 羨むこと(なか)れ、老夫九十に垂(なんなん)とするを 一年ひ得たり、一年の愁ひ

字通「老」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android