奇絶(読み)キゼツ

デジタル大辞泉 「奇絶」の意味・読み・例文・類語

き‐ぜつ【奇絶】

[名・形動]きわめて珍しいこと。すばらしいこと。また、そのさま。
「なある程こりゃ―ですね」〈漱石坊っちゃん

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精選版 日本国語大辞典 「奇絶」の意味・読み・例文・類語

き‐ぜつ【奇絶】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 風景詩歌などが普通とは違っていてすばらしいこと。きわめて珍しいこと。また、そのさま。絶妙。
    1. [初出の実例]「山河奇絶詩人記」(出典:本朝麗藻(1010か)下・与諸文友泛船於宇治川聊以道遙〈藤原伊周〉)
    2. 「密州の城郭と山川と両ながら雪によって奇絶なるべきぞ」(出典:四河入海(17C前)七)
    3. [その他の文献]〔陶潜‐和郭主簿詩〕

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普及版 字通 「奇絶」の読み・字形・画数・意味

【奇絶】きぜつ

すぐれてめずらしい。すばらしい。宋・軾〔六月二十日夜海を渡る〕詩 南九死すとも吾(われ)恨みず (こ)の游の奇生に冠たり

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