奉物(読み)たてまつりもの

精選版 日本国語大辞典 「奉物」の意味・読み・例文・類語

たてまつり‐もの【奉物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たてまつる物。献上品物。みつぎもの。
    1. [初出の実例]「是に、千熊長彦を新羅に遣して、責むるに百済の献物(タテマツリモノ)を濫(けかしみた)れりといふ」(出典日本書紀(720)神功四七年四月(熱田本訓))
  3. 貴人衣服。お召し物。
    1. [初出の実例]「おほやけの奉り物は、おろそかなるをもてよしとす」(出典:徒然草(1331頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android