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契約神学 けいやくしんがくcovenant theology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

契約神学
けいやくしんがく
covenant theology

神の人間に対する契約という聖書の概念を強調するキリスト教神学の一つ。『創世記』に従って,人祖アダムに神が行なった創造の業による契約,その成就としての第2のアダム,キリストの恩恵によって結ばれた神と人との恩恵による契約をもとに,救済史としての世界歴史が展開するとされる。特にカルバン主義諸教会で重んじられ,17世紀イギリスの清教徒をはじめ,イギリス,ドイツスコットランドオランダニューイングランドなどの改革派諸教会に広がった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の契約神学の言及

【ピューリタン】より

…J.バニヤンは王政復古後のピューリタンの生き方を代表する。 ピューリタンの思想は広くはカルビニズムの流れに属するが,〈契約神学〉と呼ばれる独自なもので,神人関係も社会関係(家庭や国家)も契約で考え,聖書にのっとって地上に理想社会(〈神の国〉〈キリストの王国〉〈新しいエルサレム〉などと呼ばれる)を実現し,神に対し責任をもつ生活をすることを目標とした。ここには厳格な律法主義を生み出す危険があったが,ピューリタン革命の中から近代憲法の社会的自由や人権や寛容の思想が生み出されたことは注目されねばならない。…

※「契約神学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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