奥戸野(読み)おこつぺの

日本歴史地名大系 「奥戸野」の解説

奥戸野
おこつぺの

盛岡藩の藩営九牧の一。現在の大間おおま町の北部、藩政期の奥戸村の北に広がり、北の野続きに大間野がある。牧のほぼ中央を小奥戸こおこつぺ川、南を奥戸川が流れる。正保四年(一六四七)の南部領内総絵図に奥戸野とみえ、「郷村古実見聞記」に藩営九牧の一として「一北郡田名部御代官所 奥戸野長廿五丁、横壱里斗」とある。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」では天正年中(一五七三―九二)に開かれたものとし、「柵四千四百六十間余、馬置付也(中略)柵二千七百九十間、宝暦二年六月造之、海浜諸木不生、御野守四郎右衛門当時迄七代血脈不絶」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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