奥沢新田村(読み)おくさわしんでんむら

日本歴史地名大系 「奥沢新田村」の解説

奥沢新田村
おくさわしんでんむら

[現在地名]世田谷区奥沢一―八丁目・玉川田園調布たまがわでんえんちようふ一―二丁目・尾山台おやまだい一丁目・同三丁目・等々力とどろき二丁目

奥沢村本村の西に広がる。荏原えばら郡に属する。本村内の空閑地を開墾した地で、寛文二年(一六六二)に本村から分れ、同九年に検地が行われた(風土記稿)。天保(一八三〇―四四)以後新田を奥沢村、本村を奥沢本村と記した(旧高旧領取調帳など)元禄郷帳には奥沢新田村とあり、高四〇七石余。寛延三年(一七五〇)の御定免反取書上帳(増田家文書)によれば耕作地はすべて畑で、上畑一〇町一反余・中畑二〇町三反余・下畑四二町六反余・下々畑七町八反余・屋敷五町四反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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