奥田儀村(読み)おくたぎむら

日本歴史地名大系 「奥田儀村」の解説

奥田儀村
おくたぎむら

[現在地名]多伎町奥田儀

北流する田儀川中流の山中にあり、北は口田儀くちたぎ村、北東小田おだ村、西は石見安濃あの神原かんばら(現大田市)。もと田儀のうちで、寛永五年(一六二八)の奥田儀村御検地帳写では田方二一町五反余・分米二八一石余、畑方八町六反余・分米四五石余、百姓数五〇(うち役屋敷三八)とある。正保国絵図に田儀村とみえる。元禄十年出雲国郷帳では高四二六石余、寛文四年(一六六四)の本田高三九八石余・新田高八石余。「雲陽大数録」では高四二〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)では東西一里・南北一里二〇町、家数七五・人数三五八、鉄方の家数三八・人数二三四、牛六五・馬一一、小鍛冶三、割鉄鍛冶一、威鉄砲二、鉄山一、炭釜一〇と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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