日本歴史地名大系 「奥羽観蹟聞老志」の解説
奥羽観蹟聞老志(観蹟聞老志)
おううかんせきもんろうし
奥羽観蹟聞老志(観蹟聞老志)
おううかんせきもんろうし
二〇巻二〇冊 佐久間洞巌著
成立 享保四年
写本 宮城県図書館ほか
解説 四代藩主綱村の命により作成された地誌。領内をくまなく踏査し、宝永四年その草稿を焼失するが、なお書継いだ。名蹟・故事・社寺などを和歌・物語・伝説などによって浮彫にし、単なる地誌的記述に終わらず、領内の歴史・伝承や文化的遺産を明らかにしようとしている。藩撰地誌の嚆矢。
活字本 仙台叢書別巻三・四
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報