デジタル大辞泉 「奪ふ」の意味・読み・例文・類語 むば・う〔むばふ〕【▽奪ふ】 [動ハ四]「うばう」に同じ。「博打ばくち、京童部わらはべ、車―・ひたり」〈宇津保・藤原の君〉 ば・う〔ばふ〕【▽奪ふ】 [動ハ四]「うばう」の音変化。「ありしやうにも(手紙ヲ)―・ひ給はず」〈源・夕霧〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「奪ふ」の意味・読み・例文・類語 ば・うばふ【奪】 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うばう」の頭音が次の「ば」にひかれて唇音化し、弱まって脱落したもの ) =うばう(奪)[初出の実例]「ばひ得つ。これやこの惜しみ給ふ御娘。なめき罪ぞはからるる」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君) むば・うむばふ【奪】 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 ⇒うばう(奪) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例