日本歴史地名大系 「女亀山」の解説 女亀山めんがめやま 広島県:双三郡作木村岡三淵村女亀山広島・島根の県境にそびえる標高八三〇・三メートルの山で、西南は作木村、東南は布野(ふの)村。晴れた時は島根半島の日御碕(ひのみさき)(現島根県簸川郡大社町)まで望見できるという。「芸藩通志」は「めかみ山」と訓じ、「池は山頂にありて四時水涸れず、神亀これに居る。里人雨を祈るに杭を池中に立つ」と記す。「国郡志下調書出帳」は「絶頂之古木寒風ニあてられ曲候木有、山子なと伐れハ伐り口より血出テ異変之怪我有とて古ヨリ是をきらず」と記しており、神聖視された山であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by