日本歴史地名大系 「女犬原遺跡」の解説 女犬原遺跡めいのはらいせき 長野県:北安曇郡美麻村大塩村女犬原遺跡[現在地名]美麻村大塩 女犬大町市の東方、霊松寺(れいしようじ)山(一一二八・五メートル)の東北斜面、標高九二〇メートルの山間にある遺跡で、一部湧水地があるがほとんど平坦地がなく、緩傾斜面の起伏する、遺跡立地としてはあまり例のない地点である。「見えぬ原」ともよばれたことがあるが、由来は不詳である。古くから採集された遺物は多く、特に縄文前期の滑石製品は少なくとも一千を超え、その種類も状耳飾ばかりでなく変化に富み、製作工程を窺知できる資料もある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by