奴宜郷(読み)ぬぎごう

日本歴史地名大系 「奴宜郷」の解説

奴宜郷
ぬぎごう

和名抄」東急本・高山寺本ともに訓を欠く。「吾妻鏡」養和元年(一一八一)閏二月二三日条に、小山朝政と志田義広との合戦に際して「野木宮」の名が記されるところから、一般に野木のぎ神社のある現下都賀しもつが郡野木町野木付近に比定する。郷域については「日本地理志料」が野木から小山おやま生井なまい楢木ならのき生良きら網戸あじとにかけての地域にあてるのに対し、「大日本地名辞書」は野木町友沼ともぬま東赤塚ひがしあかつかにかけてのおもい川東岸域とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android