奴島田(読み)ヤッコシマダ

デジタル大辞泉 「奴島田」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐しまだ【奴島田】

まげの根を高く結った島田髷。江戸中期から明治初期にかけて成人前の女性に流行した。

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精選版 日本国語大辞典 「奴島田」の意味・読み・例文・類語

やっこ‐しまだ【奴島田】

  1. 〘 名詞 〙 元服前の一三歳から一七歳までの女の子の結った島田髷の一種。江戸中期から明治初期にかけて流行した。前髪に赤い布(きれ)をかけるのが特色。やっこわげ。やっこ。
    1. 奴島田〈清長画〉
      奴島田〈清長画〉
    2. [初出の実例]「禿のかみ、一人ははりうち、一人はやっこしまだ」(出典:洒落本・通言総籬(1787)二)

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