好き人(読み)スキビト

デジタル大辞泉 「好き人」の意味・読み・例文・類語

すき‐びと【好き人/数寄人/数奇人】

風流・風雅を解する人。また、物好きな人。すきもの。
「茶饗して―をあそばしむ」〈胆大小心録
色好みの人。すきもの。
「ある―ほのかに見奉りて、人知れず思ひ初め候ひける袖の色」〈伽・秋夜長

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精選版 日本国語大辞典 「好き人」の意味・読み・例文・類語

すき‐びと【好人・数奇人・数寄人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物好きな人。好事家。また、風流人
    1. [初出の実例]「いといみじきすき人にて、朝夕琵琶をひきつつ」(出典:発心集(1216頃か)五)
  3. 色好みの人。すきもの。
    1. [初出の実例]「いつぞや〈略〉御渡り候ひけるを、あるすき人ほのかに見奉りて」(出典:御伽草子・秋の夜の長物語(南北朝))

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