妙昌寺(読み)みようしようじ

日本歴史地名大系 「妙昌寺」の解説

妙昌寺
みようしようじ

[現在地名]豊田市王滝町 覚庵

集落の東の山間にある。大簗山と号し、曹洞宗の寺。本尊釈迦如来

寺伝によると、明徳三年(一三九二)無染妙了を開山、松平親氏を開基とするという。弘治二年(一五五六)の松平親乗売券(妙昌寺蔵)は、大給おぎゆう城主松平親乗が妙昌寺納所に宛てて土地を売った売券である。また「禁制 妙唱寺」として年不明の松平元康禁制(妙昌寺蔵)が出されている。

慶長一七年(一六一二)の妙昌寺山境につき裁許状(妙昌寺蔵)は、慶長八年に家康から寄進された簗山やなやま村・まがり村のうち二〇石分についての山論裁許状であるが、争論の相手方は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 鎌倉時代

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む