妙笑寺(読み)みようしようじ

日本歴史地名大系 「妙笑寺」の解説

妙笑寺
みようしようじ

[現在地名]長野市長沼 津野

曹洞宗。金峰山と号し、本尊釈迦如来。明応年間(一四九二―一五〇一)上野国長源ちようげん寺の僧天英祥貞の開くところである(日本洞上聯燈録)。天正一二年(一五八四)の長沼城主島津忠直の寄進状(妙笑寺文書)に、「花野之妙正寺分百貫之所、累年俗領之雖為躰、父祖之衣拝(位牌)所云、別御好、如前奉寄附候」とあるように、島津家代々の位牌所であったので改めて一〇〇貫文が寄進された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報