日本歴史地名大系 「妙見町」の解説 妙見町みようけんちよう 三重県:伊勢市山田地区妙見町[現在地名]伊勢市尾上(おのえ)町岡本(おかもと)町の西にあり、虎尾(とらお)山の北麓、宇治へ向かう間山(あいのやま)の上り口に発達した街村。「五鈴遺響」は「坊間長百七十四間、民宇百四十八戸、旧ハ尾上坂ノ地ニシテ民戸ナシ、岡崎宮妙見星像ノアル地ニシテ妙見町ノ名ヲ得タリ」と記している。尾上の地名は天福二年(一二三四)正月二〇日の度会広光処分状(光明寺文書)に「継橋郷字尾上寺前」と記されている。建武元年(一三三四)の常楽院別当・供僧分田地注文(光明寺古文書)には「尾部前」や「尾部尻」の地名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by