始中終(読み)しちゅうじゅう

精選版 日本国語大辞典 「始中終」の意味・読み・例文・類語

し‐ちゅう‐じゅう【始中終・始衷終】

  1. 〘 名詞 〙 始めと中と終わり。始めから終わりまで。全体終始一貫一部始終
    1. [初出の実例]「義村対之、述此事之始中終」(出典吾妻鏡‐正治元年(1124)一〇月二七日)
    2. 「初心などの前には始中終をよくよく稽古いたし、又秀逸を本とせん事肝要なり」(出典:古今連談集(1444‐48頃)上)
    3. [その他の文献]〔春秋左伝‐哀公二七年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android