始歩期(読み)しほき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「始歩期」の意味・わかりやすい解説

始歩期
しほき

乳児が自己の意志で歩きはじめる時期。乳児では最初に首がすわり,おすわり,つかまり立ち,伝い歩き,ひとり歩きというように,正常な運動発達 (粗大運動の発達) は頭から足の方向へ進む。したがっておすわりをする以前に歩くことはない。運動発達の方向は知的障害児脳性麻痺などの脳障害児にもあてはまる。健常児では生後 13~15ヵ月に歩きはじめるが脳障害児では非常に遅れる。新生児の両腋下を支え足を床に触れさせてゆっくり前方へ移動させると,新生児は足を交互に出して歩くような運動をする。これは自動歩行反射と呼ばれる新生児期に特有な無意識反応で歩行ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む