娘腹(読み)ムスメバラ

デジタル大辞泉 「娘腹」の意味・読み・例文・類語

むすめ‐ばら【娘腹】

母とその娘の両方を妻にしたとき、娘のほうから生まれた子。
親腹の五宮をばいみじう愛しおぼし、―の六宮をば殊の外にぞおぼされける」〈栄花初花

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精選版 日本国語大辞典 「娘腹」の意味・読み・例文・類語

むすめ‐ばら【娘腹】

  1. 〘 名詞 〙 母と娘をともに妻とした場合に、娘の方に生まれた子。⇔親腹
    1. [初出の実例]「親腹の御子をば五の宮、むすめばらの御子をば六宮とて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)初花)

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