現代外国人名録2016 「婁燁」の解説
婁 燁
ロウ・イエ
Lou Ye
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- 中国
- 生年月日
- 1965年3月15日
- 出生地
- 上海
- 学歴
- 北京電影学院映画学科監督科〔1989年〕卒
- 受賞
- マンハイム・ハイデルバーグ映画祭監督賞〔1996年〕「デッド・エンド 最後の恋人」,ロッテルダム国際映画祭タイガー賞(第29回)〔2000年〕「ふたりの人魚」,アジアン・フィルム・アワード・グランプリ(第9回)〔2015年〕「ブラインド・マッサージ/推掌」,金馬奨グランプリ〔2015年〕「ブラインド・マッサージ/推掌」
- 経歴
- 劇団員の両親のもとに生まれる。フランス・ヌーベルバーグの影響を受け、助監督ののち、1993年に友人と撮った卒業制作映画「デッド・エンド 最後の恋人」で、’96年のマンハイム・ハイデルバーグ映画祭監督賞を受賞。’95年テレビ界に進出し、ミステリードラマ「危情少女」で中国テレビ界に衝撃を与える。’98年中国初のインディーズ映画製作会社、ドリーム・ファクトリーを設立。2000年第1作となる「ふたりの人魚」でロッテルダム国際映画祭タイガー賞を受賞。同作は中国国内では上映禁止処分となる。2006年「天安門、恋人たち」を政府当局の審査未通過のままカンヌ国際映画祭に出品し、5年間の監督活動禁止令を受ける。その処分が明ける前にゲリラ撮影された「スプリング・フィーバー」(2008年)では同性愛という禁忌を描き、カンヌ国際映画祭で脚本賞(メイ・フェン)を受賞。他の作品に「パープル・バタフライ」(2003年)、「パリ、ただよう花」(2011年)、「二重生活」(2013年)、「ブラインド・マッサージ/推掌」(2014年)など。中国第6世代を代表する監督として活躍。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報