嬉しむ(読み)ウレシム

デジタル大辞泉 「嬉しむ」の意味・読み・例文・類語

うれし・む【×嬉しむ】

[動マ四]うれしぶ」に同じ。
「忠国かつ驚き、かつ―・みて」〈読・弓張月・前〉

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精選版 日本国語大辞典 「嬉しむ」の意味・読み・例文・類語

うれし‐・む【嬉む】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 マ行四段活用 〙 うれしい気持になる。うれしがる。うれしぶ。
    1. [初出の実例]「然るに大きなる幸(さち)有りて聖帝(きみ)辺境(ほとり)に泊(ととま)る。以(これをも)歓喜(ウレシム)」(出典日本書紀(720)推古一七年四月(岩崎本室町時代訓))
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 マ行四段活用 〙 うれしいと思う。
    1. [初出の実例]「甘き夏の夜の風を、四人は甚麼(どんな)に嬉(ウレ)しんだらう!」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉八)

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