鳥影(読み)トリカゲ

デジタル大辞泉 「鳥影」の意味・読み・例文・類語

とり‐かげ【鳥影】

飛ぶ鳥の影。鳥の姿。

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精選版 日本国語大辞典 「鳥影」の意味・読み・例文・類語

とり‐かげ【鳥影】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鳥の飛ぶ影。鳥の姿。
    1. [初出の実例]「鳥かけやひらりと見えて入梅の晴〈虚舟〉」(出典:俳諧・射水川(1701)下)
  3. 「とりかげ射(さ)す」の略。
    1. [初出の実例]「大方今日等(こんちら)は入らっしゃるだらうと、今朝の鳥影(トリカゲ)でお噂たらだら」(出典滑稽本・大千世界楽屋探(1817)下)

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デジタル大辞泉プラス 「鳥影」の解説

鳥影〔歌集〕

花山多佳子の歌集。2019年刊行(角川文化振興財団)。2020年、第35回詩歌文学館賞(短歌部門)受賞

鳥影〔小説〕

北方謙三の長編ハードボイルド小説。1990年刊行。「ブラディ・ドール」シリーズの第8作。

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