子どものヘルニアについて(読み)こどものへるにあについて

家庭医学館 の解説

こどものへるにあについて【子どものヘルニアについて】

◎先天的な欠損部位に発生する
 ヘルニアというのは、横隔膜(おうかくまく)や腹壁(ふくへき)の裂け目から腹部の内臓が腹腔(ふくくう)の外に飛び出すもので、内臓の脱出口(ヘルニア門)、脱出する内臓(ヘルニア内容)、それを包むヘルニアの袋(ヘルニア嚢(のう))という3つの要素から成り立っています。
 子どもにみられるヘルニアは先天的(生まれつき)に組織が欠損した部位に発生します。横隔膜ヘルニア、食道裂孔(しょくどうれっこう)ヘルニア、鼠径(そけい)ヘルニア、臍(さい)ヘルニア、臍帯さいたい)ヘルニア、正中腹壁(せいちゅうふくへき)ヘルニアなどの種類がありますが、鼠径ヘルニア臍ヘルニアがとくに多くみられます。横隔膜ヘルニアと臍帯ヘルニアはまれなものですが、生まれてすぐ異常に気づくことがほとんどです。
 子どものヘルニアはおとなとは発生が異なるものですから、鼠径ヘルニア(「鼠径ヘルニア(脱腸)」)のように病名が同じでも、おとなと治療法が異なることがあります。

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