六訂版 家庭医学大全科 「子宮頸管裂傷」の解説
子宮頸管裂傷
しきゅうけいかんれっしょう
Cervical laceration
(女性の病気と妊娠・出産)
どんな病気か
分娩時に外子宮口から子宮頸管上方に向かって生じた裂傷を子宮頸管裂傷といいます。裂傷は頸管の左右方向に起こりやすい傾向にあります(図20)。それまではゆっくりだった頸管の開大が急速に進んだ場合には、とくに注意が必要です。
原因は何か
分娩の進行が急速で、陣痛が頸管の開大に比べて強すぎる場合に起こります。
症状の現れ方
胎児の娩出後、
治療の方法
内診と視診によって診断できます。早期に診断し、縫合止血、修復を行う必要があります。
海野 信也
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報