子持村(読み)こもちむら

日本歴史地名大系 「子持村」の解説

子持村
こもちむら

面積:四一・〇〇平方キロ

北群馬郡の北東部に位置する。子持山(一二九六・四メートル)の南面傾斜地に開けた農村で、南流する利根川に東部を、南東流する吾妻あがつま川に南西部を区切られ、村域の南端で両河川は合流する。東は勢多せた赤城あかぎ村、南は同郡北橘きたたちばな村・渋川市、西は小野上おのがみ村、北は沼田市。利根川右岸を国道一七号、吾妻川左岸を国道三五三号が通る。両河川の河岸段丘面および子持山山裾に開けた耕地は、六世紀後半のふたッ岳の噴火による軽石層に覆われ、層内および層下からは縄文―古墳時代の遺構・遺跡が多数発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報