子祭(読み)ネマツリ

デジタル大辞泉 「子祭」の意味・読み・例文・類語

ね‐まつり【子祭(り)】

陰暦10月または11月甲子きのえねの日に行う大黒天祭り酒饌しゅせん・玄米・黒豆・二股大根ふたまただいこんなどを供える。 冬》「―や寝て待てばぼたもちが来る/一茶

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精選版 日本国語大辞典 「子祭」の意味・読み・例文・類語

ね‐まつり【子祭】

  1. 〘 名詞 〙 旧暦一〇月か一一月の初子(はつね)の日に行なう収穫祭酒饌(しゅせん)二股大根・玄米・黒小豆などを供える。ねまち。子の祭。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「今夜子祭如例」(出典実隆公記‐大永四年(1524)一一月三日)
    2. 「子祭や梅まつ宿の赤豆食〈山店〉」(出典:俳諧・芭蕉庵小文庫(1696)冬)

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