日本歴史地名大系 「子鍬倉神社」の解説 子鍬倉神社こくわくらじんじや 福島県:いわき市旧平市地区北目村子鍬倉神社[現在地名]いわき市平 揚土掻槌小路(さいづちこうじ)の西の突当りに南面してある。子鍬倉稲荷神社ともいわれ、磐城平(いわきたいら)城の郭内三社の一つ。祭神宇迦之御魂命。旧県社。大同元年(八〇六)の草創と伝え、「延喜式」神名帳の磐城郡七座のうちに子鍬倉神社がみえる。一時中絶していたが、磐城平藩主内藤義孝が桜(さくら)町の稲荷の小祀を子鍬倉神社の古跡として復興し、揚土(あげつち)に社殿を造営して神領二〇石を与えた。吉田定顕の「磐城枕友」によれば、四月七日の祭礼には車四両の車上に舞台を構え、子供芸の踊狂言があるという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by