孟地村(読み)もうちむら

日本歴史地名大系 「孟地村」の解説

孟地村
もうちむら

[現在地名]松代町孟地

渋海しぶみ川右岸段丘上にあり、対岸犬伏いぬぶせ村、北は苧島おのしま村。松之山まつのやま街道沿いにあり、犬伏村から渡船で当村に入り、尾根伝いに薬師やくし峠を越えてみようやま(現十日町市)に抜ける。正保国絵図に「舞地村」とみえ高三二石余。「地」と「池」はしばしば混用される。天和三年郷帳では高三一石四斗余、反別六町一反余・青苧畑五反余で、漆木一七本。安永九年(一七八〇)新田検地では高二一石九斗余。明治五年(一八七二)の戸数二六。宝永三年(一七〇六)三年季相定申質入田地証文(国立史料館蔵)では当村の吉兵衛が持高五石九斗余のうち四石一斗余の田を九匁で松代村の五郎兵衛に質入れしている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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