孤弱(読み)コジャク

デジタル大辞泉 「孤弱」の意味・読み・例文・類語

こ‐じゃく【孤弱】

[名・形動]幼くて身寄りがないこと。また、そのさまや、その人。
「彼らの―を憐れんで」〈中島敦山月記

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精選版 日本国語大辞典 「孤弱」の意味・読み・例文・類語

こ‐じゃく【孤弱】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 幼くて、みなしごであること。たよる人がなくてか弱いこと。また、そのような人やさま。
    1. [初出の実例]「愍此孤弱之身、施以猶子之愛」(出典江都督納言願文集(平安後)三)
    2. [その他の文献]〔史記‐主父偃伝〕
  3. 組織機構などが弱体であること。
    1. [初出の実例]「清帝の政府が孤弱にして寸分の抗拒力なきに乗じ」(出典:万朝報‐明治三六年(1903)一〇月一一日)

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