学問僧(読み)ガクモンソウ

デジタル大辞泉 「学問僧」の意味・読み・例文・類語

がくもん‐そう【学問僧】

学問に励む僧。特に、外国に留学し仏教を学ぶ僧。

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精選版 日本国語大辞典 「学問僧」の意味・読み・例文・類語

がくもん‐そう【学問僧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 学問に励む僧。特に、外国に留学して修学する僧。尼の場合は学問尼という。
    1. [初出の実例]「及学問僧義法〈略〉至新羅」(出典:続日本紀‐慶雲四年(707)五月乙丑)
  3. 地方から出て来て、本山学寮で勉学する僧。
    1. [初出の実例]「諸国のがくもん僧、学問ゐしゃ、親の目をしのぶむすこ、〈略〉これらがもてはやすゆへに」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)四)

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世界大百科事典(旧版)内の学問僧の言及

【学侶】より

…学問僧,学僧,学生(がくしよう)ともいう。寺院の堂塔の管理や世俗的雑務に従事する堂衆や行人(ぎようにん)に対して,法会祈禱や学問修法に専念する僧侶を学侶と呼んだ。…

【留学】より

…これ以後,古代の留学生はすべて男性と推定される。 7世紀初めに久しく中絶していた中国王朝との外交が再開されると,608年(推古16)遣隋使小野妹子に従って,高向玄理(たかむくのくろまろ),僧旻(新漢人旻(いまきのあやひとみん)),南淵請安(みなぶちのしようあん)ら8人の学生・学問僧が隋に渡った。彼らは,二十数年から三十数年の長期間にわたって中国に滞在し,隋が滅び,唐が興ってくる中国の社会を実見して帰国し,大化改新に始まる律令国家の建設に大きな役割を果たした。…

※「学問僧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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